著者
中沢 大悟
出版者
北海道大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2018-04-01

MPO-ANCA関連血管炎モデルを用いてNETsに関連する分子をターゲットに治療としてリコンビナントトロンボモジュリンに着目した。本疾患の病態は、病原性自己抗体であるANCAが,好中球を活性化し全身の微小血管を傷害するが、好中球プログラム細胞死の1つであるNeutrophil Extracellular Traps(NETs)の制御異常が本疾患の病態の中心をなす。in vitroでリコンビナントトロンボモジュリンが直接好中球に作用してNETsを抑制し、また血管内皮傷害も抑制することを示した。モデル動物に投与することで血管炎病態を改善することを示した。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

収集済み URL リスト