著者
宮原 恵弥子
出版者
鹿児島大学
雑誌
若手研究
巻号頁・発行日
2021-04-01

大量のDNAアルキル化剤投与後に生じる肝類洞閉塞症候群(SOS)は、時に致死的で発症の予測が難しくまた発症には個体差がある。これまで何が類洞内皮細胞を傷害するのか明らかになっておらず、完全な発症予防にも至っていない。当研究ではDNAアルキル化剤の代謝因子に着目し、in vitro及びin vivoでゲノム編集やsiRNAによる遺伝子のノックアウト、ノックダウンを行い、代謝酵素の活性の程度とSOS発症との関連を検討する。さらに還元型グルタチオンの合成材料となることでSOS発症の予防が期待できるN-acetyl cysteineを用い、抗腫瘍効果を落とすことなくSOS発症を予防できるか検討する。

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薬剤誘発性ホスホリピドーシス DIPL バイオマーカーとしてdi 22:6BMP アルキル化剤によるものでは22:6BMP上昇は認められないが、別の機序でlammela蓄積 参考文献 塩基性両親媒性によるホスホリピドーシスの発症メカニズムとバイオマーカーに関する基礎的研究 https://t.co/DxhsDlVvLA

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