著者
空井 護
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は,政治的代表関係理解の刷新を通じて現代デモクラシーのより豊かな理論的描像を構想し,それにより現代デモクラシーの再正統化と再活性化を図ることを目的とした。しかし現代政治の基本構造を精査してゆくなかで,「政治的代表」ステイタスの付与による政治的決定者の規範化という研究方略の困難性が明らかになるとともに,論理的な一貫性(「間接性の均衡」)において,実は現代デモクラシーが古典デモクラシーに対して一定の優位性を誇れることも明らかとなった。古典デモクラシーから現代デモクラシーに対する今日の強力な非正統化圧力を軽減する論理を析出できたことが,本研究の主たる成果である。

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