著者
圓入 智仁
出版者
中村学園大学短期大学部
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

(1) 1935年にタイのルークスア(ボーイスカウト)は日本の少年団に、友好親善の証として2頭の象を贈った。(2) 1929年のルークスアの訪日には大倉財閥の大倉喜七郎が金銭面で援助した。約2週間の滞在中、神戸から東京に至る間で日本の文化を見聞きし、各地で子どもたちと交流した。(3) 1925年、発足当初の海洋少年団を海軍が観察、記録していた。ここには「海軍思想」の普及には有効だと評価しつつ、団員の出身階層、活動内容、軍部との接続などに関する意見があった。