- 著者
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赤津 裕康
- 出版者
- 医療法人さわらび会福祉村病院長寿医学研究所
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2012-04-01
アンギオテンシン変換酵素(ACE)がAβ1-42を1-40に切断する事をヒト、マウスで明らかにした。ACEには遺伝子多型(Isoleucine; I/Aspartic acid; D)が存在しI typeが発症リスクとされている。神経病理診断を行った488例でACE I/D多型とAlzheimer病(AD)との関連を検討した。165例がADと診断されACE多型はAD群DD 25(15%)/ID 73(44%)/II 67(41%)に対しnon AD 群がDD 42(13%)/ID 141(44%)/II 140(43%)となりカイ二乗検定では統計的有意差はなかった。