著者
清重 周太郎
出版者
大学ICT推進協議会 (AXIES)
巻号頁・発行日
2022-12-14

大学の業務DXにおいて業務フローを根本的に最適化するためには,散逸する「データ」や「文書」といった「機関内情報の流通」を再考する必要がある.これらを「法人文書」という枠組みで捉えその現状と課題を整理したうえで,解決の方向性として「大学法人データ管理」を構想した.要点は「ライセンスの明示/ワンストップ/ワンスオンリー」にあり,これらをDXの文脈において推進することにより「構成員の事務作業の抜本的削減」や「教育・研究・運営業務における快適なリモート作業」の実現性が高まると考える.