- 著者
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志摩 典明
- 出版者
- 大阪府警察本部科学捜査研究所
- 雑誌
- 奨励研究
- 巻号頁・発行日
- 2019
睡眠薬は、強姦等の性犯罪・殺人等で悪用されることが多く、被害者を対象とした睡眠薬分析が、犯罪立件への強固な客観的証拠となる。特に、このような事案の鑑定においては、睡眠薬の検出に加えて、摂取時期や摂取量の特定が重要となる。本研究では、「薬物摂取量」の推定法について検証した。その結果、「薬物摂取量」と「頭皮近接部位から取り込まれた薬物量」は良好な比例関係を示しており、概ねの薬物摂取量を推定できることが示された。