著者
中西 康人 伊東 太郎 井上 芳光
出版者
大阪青山大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

運動強度(運動量)および加齢が四基本味に対する味覚感受性に及ぼす影響について検討を行った。その結果、運動強度(運動量)による味覚感受性の変化の程度差は見られなかった。また、加齢による塩味感受性・苦味感受性の低下がみられたが、運動が味覚感受性に及ぼす影響には若年者と高齢者との間に差異は見られなかった。そして、若年者においては甘味感受性と運動前後の血糖変化との間には中程度の負の相関(r2=0.62; p<0.01)が見られたが、高齢者には見られなかった。