著者
本村 裕之 今西 衞
出版者
日本文理大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

既存研究においては、海外旅行の準備期間において数次のプロセスを経るものとの考えがあった。しかし今回の研究において、東アジア、特に中国から九州エリアへの渡航観光客に関しては即時性を伴った意思決定・行動が行われ、従来型の観光需要モデリングがそのままでは適応しづらい状況を発見することが出来た。この現象が、東アジア・九州間で特有の現象なのか、他地域にも適応できる現象なのか、新たな視点の提供を行うことが出来た。
著者
本村 裕之 斎藤 参郎
出版者
日本文理大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

渡航需要関数の推計においては現実のデータに照らしてほぼ正確に予測できることが示された。近年の急激な韓国人観光客の増加のほとんどを輸送コストの変化により説明できることを意味している。また、初めて来訪した観光客とリピータとの特性の違いを明らかにすることができた。これらマイクロ行動データの潜在的な価値は、外国人観光客の地域経済への影響を推計できる点にある。