著者
蓮田 裕一
出版者
栃木県立宇都宮工業高校
雑誌
奨励研究
巻号頁・発行日
2011

本校及び宇都宮市南図書館などにおいて、生徒と共にロボットの出前授業を8回行った。その他に夏季休業期間、本校でワールドロボットオリンピアード(WRO)世界大会用のロボット製作を小中高生に指導し、以下の成果を得た。1)世界大会ルールに基づき、自律型ロボットの動作に必要なセンサ類の原理の説明と操作方法の実技指導を小中高生に実施。ロボコンの国際ルールに即したロボットの製作の指導を行った。実施期間:2011年4月から翌年2月2)ロボコン公認地区予選会から日本代表決定戦まで勝ち進み、UAEで開催する世界大会に日本代表として出場し、6位入賞。参加32カ国のチームと技術交流を継続中。WROうつのみや予選会:8月6日本研究で指導を受けた小中学校の4チームが優勝・2位になり、本校チームと共に日本代表決定戦に選出される成果をあげた。電子ロボと遊ぶアイデアコンテスト:8月8日本校チームが「優勝・2位・3位」日本代表決定戦:9月18日東京スポーツ文化館、小学生が「7位」、本校が「3位」本校チームがWRO世界大会に選出される。WRO世界大会:11月18日から20日アラブ首長国連邦、本校チームが「6位」・「優秀賞」を受賞アブダビ会場で参加32カ国のチームと国際交流を行う。3)ロボット教室での指導研究結果を本校高校生が学会などで論文発表。第4回科学技術におけるロボット教育シンポジウムにて研究論文発表日本産業技術教育学会第54回全国大会:宇都宮大学にて論文2件発表日本機械学会論文発表:9月22日帝京大学理工学部、10月22日山梨大学工学部以上の様に、小中高生対象の出前授業を通して自律型ロボットの設計・製作を指導し、小中高生が参加した公認予選会の全てで優勝する成果をあげた。日本大会でも上位入賞し、さらに、本校チームが世界大会で入賞するなど、創造力と技術力を持ち合わせた未来のエンジニアの育成に著しい成果を達成した。