- 著者
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寺島 健彦
山田 貴史
奥山 聡
横越 英彦
- 出版者
- 静岡県茶業試験場
- 雑誌
- 静岡県茶業試験場研究報告 (ISSN:03889114)
- 巻号頁・発行日
- no.25, pp.61-67, 2006-03
茶の成分の一つであるテアニンの生理作用、特に脳機能が関係する生体反応(自律神経活動)や脳機能へ与える作用について、ラットを用いて研究を行った。(1)テアニンの投与は自律神経活動のマーカーである副腎からのアドレナリン分泌に影響を及ぼし、その作用様式は投与濃度により異なることが明らかとなった。(2)テアニンを摂取していることで、両側頸静脈閉塞によって引き起こされる学習能力の低下が抑えられた。(3)テアニンの長期摂取は、脳卒中の発症を遅らせ、その際に起こる組織障害を抑制することが明らかとなった。