著者
山田 憲嗣 高橋 秀也 志水 英二
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.J80-D2, no.11, pp.2986-2994, 1997-11-25

本論文では,短波長域における結像法として利用されている符号化開口法を可視光域に適用し,物体の位置と物体表面の3次元形状を検出する手法について述べる.本手法は物体から開口面までの距離により,投影面上に映る開口面の大きさが変化する特性を用い,開口面から物体までの距離を検出する.この距離検出を対象物体の表面の各画素に拡張することで物体表面の3次元形状を検出する.実際に,短波長域で用いる符号化開口法を可視光域で用いることができる条件を考察し,試作システムを構築して3次元物体の形状を検出した.提案する検出法は,両眼視法とは異なり,物体の反射光だけを利用した単眼視法であるので,簡単な測定システムで3次元形状検出を実現することができる.また,光だけでなく波動の性質をもつものであれば可視でも不可視でも本手法を利用し,3次元形状検出を行うことが可能である.

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符号化開口法を用いた3次元形状検出手法

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