著者
國信 茂太 半田 恵一 佐々木 康 飯窪 孝
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J94-D, no.1, pp.312-323, 2011-01-01

ノートPCのきょう体内に様々な配置制約をもつ部品をコンパクトに配置するための配置案を算出するシステムを提案する.提案する部品配置設計システムは,与えられた幅・奥行でできるだけ厚みの薄い配置案を算出する.提案システムには,開発コストや重さ等に影響するメイン基板のサイズを小さくする機能がある.また,設計者に選択の幅を残すため,複数の配置案を算出する.提案システムでは,PCのきょう体は五つの配置層(二次元平面)から構成されると考え,部品は,まず鉛直方向の配置位置制約に対応した配置層に,配置制約及び配置要求を考慮して配置される.配置層への部品配置は二次元平面上の配置位置を決めることに対応する.そして,配置層に配置された部品を三次元に集積することで三次元の部品配置案を得る.実験の結果,部品数が54の高機能・多機能AVノートPCの場合,約200秒で実際のPC設計者が入力する許容最大厚みを下回る配置案が10程度得られることを確認した.

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[academic] ノートPCの自動部品配置設計システムの開発
[academic] ノートPCの自動部品配置設計システムの開発

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