ポーランドでは特にユダヤ人たちが駆り出され,ゲットーに収容されたために,発疹チフス罹患率が爆発的に上昇し...そもそもワルシャワ・ゲットーの建設も伝染病対策として重要な意味をもち,ドイツの医師たちが大きく関与 / https://t.co/3pyPk2BXby

（遺書から）コンティは自殺に際しても,自らが行ってきたことを「医学の犯罪」であったとは少しも考えていなかったと思われる。コンティのこうした姿勢に示されるドイツ医学界の性格は戦後にも深い影を投げかけることになるのである https://t.co/3pyPk2BXby

コンティに関して、ニュルンベルク裁判で次のような証言が出されている。彼は,嫉妬深く,並はずれた名誉欲をもつが,性格的には「小役人」タイプであり,非常に勤勉で法案成立に精通しており...場合によっては党からの反対を押してでも実行するだけの力があった https://t.co/3pyPk2BXby

1942年3月になってもコンティは全国民の長期的な遺伝病に関する予防政策を考えていた。彼は遺伝病患者を選別し抹殺する目的で,「ゆりかごから墓場まで」国民の健康を観察できるよう国民全員に「健康パス」を導入することを表明している https://t.co/3pyPk2BXby

また早急にワクチンを製造するために,強制収容所囚人などを実験台とする過酷な人体実験も開始された。コンティはこの実験にも深く関わっていた／「戦争では、数百万の優れた人材が犠牲になるのであり,共同体にとって障害となる人びとを全体の福祉に寄与させなくてはならない」 https://t.co/3pyPk2BXby

ポーランドでは特にユダヤ人たちが駆り出され,ゲットーに収容されたために,発疹チフス罹患率が爆発的に上昇し,1941 年の冬には総督府での伝染の危機も強まった。そもそもワルシャワ・ゲットーの建設も伝染病対策として重要な意味をもち,ドイツの医師たちが大きく関与していた https://t.co/3pyPk2BXby

ナチの医学では,発疹チフスはジプシーやユダヤ人によって広まった病気であるとされ,「ユダヤ人熱 Judenfieber」とも呼ばれるなど強く結びつけられていた。ボロをまとったユダヤ人の女乞食が道中3週間で 42 人に感染させた,と書かれた当時のポスターにもそれを見ることが出来る https://t.co/3pyPk2BXby

他にも「200万台のフォルクスワーゲン分が煙と化している」というスローガンの図像, 「もしタバコを吸わなかったら何が買えただろうか」という趣旨をテーマにしたものや,醜く描かれたパイプを吸うジプシーの図像,酒瓶をもった資本家,ユダヤ人,黒人...を書き込んだ図像もある https://t.co/3pyPk2BXby

タバコやアルコールが健康に重大な害をもたらすのであれば,「健康は義務」であり,「身体は総統のもの」である,という第三帝国イデオロギーからいって,反喫煙・反飲酒対策が重視されることは必然的なことであった https://t.co/3pyPk2BXby

ナチズム運動が始まった当初から、党員のうち医師のしめる割合が他のアカデミックグループに比して高かったことが特徴的である。例えば 1919~22 年,党員のうちアカデミックグループの約 23 パーセントが医師や医学生であった https://t.co/3pyPk2BXby

ナチ時代には「治療よりも予防を」ということがよく主張されたが,予防の重要性はヴァイマル期から強調されていた https://t.co/3pyPk2BXby

第三帝国期の予防医学／帝国健康指導者・内務省保健衛生事業担当次官レオナルド・コンティ／ナチの保健衛生政策の非軍事・民間部門における最高権力者であった / https://t.co/3pyPk2BXby

（学びが多い：「健康帝国ナチス」の中心人物） レオナルド・コンティ／ナチの保健衛生政策の非軍事・民間部門における最高権力者であった / https://t.co/3pyPk2BXby

以前こういう論文を見つけたな。 https://t.co/Of9ojdPMwM https://t.co/2Rg4Ujf2xY

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