著者
大野 京介
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.55, no.3, pp.293-295, 2013-03-15

はじめに 双極性障害の躁状態のときには,生気感情の亢進に伴い感情,意欲・行動,思考,身体面に症状が現れる。とりわけ意欲・行動面においては活動性が亢進し他人に干渉し,無作法で自己の正当性を頑固に主張する1,4)。今回,躁状態の経過中に,社会正義を唱え,いわゆるクレイマーのごとく好訴的な症例を2例経験したので報告し,共通する特徴などにつき考察する。なお,個人情報保護のため症例の細部には変更を加えた。

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

収集済み URL リスト