著者
渡辺 登 坂井 禎一郎 多田 幸司
出版者
医学書院
雑誌
精神医学 (ISSN:04881281)
巻号頁・発行日
vol.26, no.10, pp.1120-1122, 1984-10-15

I.はじめに エフェドリン(ephedrine)は気管支喘息治療薬として繁用されるphenylethylamine誘導体であり,覚醒剤(phenylaminopropaneやphenylmethylaminopropane)と化学構造や薬理作用が極めて類似している。そのため,本邦では大量のエフェドリン服用によって覚醒剤中毒と近似した精神障害を呈した症例が現在までに23例報告1〜4,6,9,10,12,13)されている。 立津11)は慢性覚醒剤中毒の精神病状態として最もよく発現するのが,1)躁うつ病様状態であり,次いで,2)分裂病様状態,3)両者の混合状態,4)無欲・疲労・脱力状と述べている。ところが,報告されたエフェドリン精神病に生じた病像のほとんどは幻覚や妄想を主体とする分裂病様状態であり,躁うつ病様状態はなかった。今回,われわれはエフェドリンを主成分とする市販喘息薬である新エスエスブロン液を乱用し躁うつ状態を呈した1症例を経験したので報告したい。

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ついでにもう一丁 【市販喘息薬ブロン液の乱用により躁うつ状態を呈した1症例】 https://t.co/1Zw1WFj1FT
市販喘息薬ブロン液の乱用により躁うつ状態を呈した1症例 (精神医学 26巻10号) | 医書.jp https://t.co/8nVJaSQfxI
@sento_daisuki #jawp(#Wikipedia 日本語版)に [[ブロン遊び]]の項目を作るとしたら 13 市販喘息薬ブロン液の乱用により躁うつ状態を呈した1症例 (精神医学 26巻10号) | 医書.jp https://t.co/JRfAZSflWe ここでは覚せい剤と比べてブロンのスピードボール状態による差異と稀なケースが紹介されています つづく
市販喘息薬ブロン液の乱用により躁うつ状態を呈した1症例 (精神医学 26巻10号) | 医書.jp 1984年報告は草 歴史あるなぁ https://t.co/sevBCwDw6l

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