著者
澤田 祐季 齋藤 知恵子 松川 泰 佐藤 剛 杉浦 真弓
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.807-811, 2018-08-10

●精液アレルギーは,精漿中の蛋白を抗原とし,局所の瘙痒から致命的なアナフィラキシーショックまで幅広い臨床所見を示す即時型アレルギー反応である. ●症状が重篤な場合は通常の性交では自然妊娠は困難であるため,挙児希望があれば脱感作療法,人工授精,体外受精が考慮される. ●それぞれの治療法にはメリット,デメリットがあるため,治療の選択肢を提示し,十分な説明をしたうえでの治療方針の決定が重要である.

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