著者
佐藤 恵美 坂井 博之 高橋 英俊 山本 明美 橋本 喜夫 飯塚 一
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.876-879, 2001-10-01

72歳,女性.57歳,64歳時に不明熱で入院歴がある.インフルエンザワクチン接種の約2週間後に40℃台の発熱,咽頭痛,多関節痛,全身の筋肉痛が出現し,好中球優位の白血球増多,脾腫,肝機能異常,血清フェリチン値の上昇を認めた.皮疹は発熱とともに消長する一過性紅斑と汗疹様の持続性丘疹で,成人Still病と診断した.発症時から約1か月後のB型インフルエンザウイルスの抗体価は4,096倍と著増しており,発症にワクチン接種の関与を推定した.抗体価は半年後も高値が持続し,本症の病因が感染症に基づく個体側の過敏反応であることを示唆する所見と思われた.

言及状況

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インフルワクチンで成人スチル病というのは出てきた。けど、コロナワクチンは全然出てこないなぁ・・・。 https://t.co/wHCXjXpn8w 細菌やウイルスの感染症によって発症することがある病気らしいので、ワクチンを打たない方が、発症するリスクの方が高いのでは…?
成人スチル病 インフルエンザワクチン接種を契機に発症した成人Still病の1例 https://t.co/9XcrWHPIwi
@kotasoma1011 お大事に。よくなりますように、 別ワクチン例ですが、抗体値みてもらったほうがよいのかな、 https://t.co/9XcrWHPIwi

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