著者
河井 信行 畠山 哲宗 三宅 啓介 田宮 隆
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.1084-1092, 2021-09-10

Point・頭部外傷患者の急性期診療にあたり,高次脳機能障害に関して下記の点に留意する.・意識は「意識清明度(覚醒状態)」と「意識内容」の2つの要素で構成されており,覚醒状態のみで「意識清明」と判断しない.・早期にCTのみならずMRI(急性期には拡散強調像やFLAIR像,亜急性〜慢性期にはT2*像や磁化率強調像)を行い,微細な損傷を含め器質性病変の検出に努める.・急性症候性発作とてんかんを混同して「脳外傷後てんかん」と安易に診断しない.・軽症を含め,すべての頭部外傷患者に高次脳機能障害が発症する可能性について,患者・家族に説明する.

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49巻5号「頭部外傷診療アップデート 」https://t.co/eKDLN2h10G 17「急性期から留意する高次脳機能障害」(河井信行先生ら) 重要な頭部外傷の高次脳機能障害についてご解説いただきました. ※契約施設,電子版年間購読では下記リンクより論文を閲覧可能です https://t.co/qBlh44tcq4 https://t.co/oQpe8CvaDJ

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