著者
菅野 康太
出版者
日本自律神経学会
雑誌
自律神経 (ISSN:02889250)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.121-124, 2021 (Released:2021-04-15)
参考文献数
30

実験動物であるマウスやラットでは,超音波の発声(ultrasonic vocalizations, USVs)が用いられており,特に母子間や雌雄間の文脈で顕著に観察される.2005年,マウス求愛発声に鳥類と類似した歌様構造があることが報告されて以来,マウス求愛発声はコミュニケーションの指標として,自閉症関連遺伝子改変マウスなどの様々なモデルで社会性や親和性,言語機能の研究に用いられるようになっている.本稿では,それら齧歯類USVsについて概説し,自律神経系との関連についても考察する.

言及状況

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短い総説を書きました(結構前に)。学会シンポに出させて頂いたことに伴うおまとめです。 発声学習の記載に関しては、(いつものように)橘さんに助言頂いてます。 マウス音声コミュニケーションと神経基盤:自律神経研究としての展望 自律神経 / 58 巻 (2021) 1 号 https://t.co/aFo7I0YPRq

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