著者
竹内 健悟
出版者
青森大学付属総合研究所
雑誌
青森大学付属総合研究所紀要 (ISSN:24361585)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, pp.20-29, 2022-09-30 (Released:2022-12-28)
参考文献数
5

今別町にある青森県指定の天然記念物「赤根沢の赤岩」の周辺は,縄文時代から江戸時代にかけて良質の赤土を産出した場所である.弘前藩は,役人を配置し,厳重な管理の下で赤土を採掘・精製し,赤の顔料のベンガラとして江戸幕府などに献上していた.藩では,赤土を採掘するときには,奉行を任命し,番所に役人や職人を派遣した.本稿では,当時の管理体制,作業内容,施設設備について「弘前藩庁日記」の記録から整理した.

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PDFあり。 ⇒竹内 健悟 「弘前藩とベンガラ-今別町の赤根沢における赤土採掘の記録-」 『青森大学付属総合研究所紀要』Vol.24 No.1 (2022) https://t.co/HZTZQibMIP

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