著者
大髙 崇 吉澤 千和子
出版者
NHK放送文化研究所
雑誌
放送研究と調査 (ISSN:02880008)
巻号頁・発行日
vol.68, no.2, pp.74-83, 2018 (Released:2018-03-21)

放送で使用される大量の音楽。その使用料を権利者に分配するために、放送局はJASRAC等の「著作権等管理事業者」に対して使用する楽曲を報告する義務がある。インターネット時代の到来や権利意識の高まりもあり、正確な全曲報告がより一層求められている。今、この報告のため、楽曲の特徴を自動検知する「フィンガープリント技術」の導入が放送局で進んでいる。技術導入までの経緯を辿ると、著作物の利用者(放送局)と権利者・管理事業者の間で、課題の解決と新たなルール作りに向けて粘り強い議論がなされたことがわかる。著作権法が目指す「権利の保護」と「文化の発展」。このバランスを保ちながら放送コンテンツをさらに展開させるための課題と展望を考える。

言及状況

外部データベース (DOI)

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

JASRACと放送局の関係はこちらで説明されています。 放送等使用料が分配されるまで https://www.jasrac.or.jp/bunpai/broadcast/detail1.html 放送局がどうやって曲を集計しているのかについてはこちら。 放送の利用曲目報告 https://www.jasrac.or.jp/bunpai/broadcast/detail3.html 「フィン ...

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

こっちか。これサイト内検索でもしないと見つからんぞw https://t.co/dQSdANrZgl

収集済み URL リスト