著者
本田 裕子
出版者
一般社団法人 環境情報科学センター
雑誌
環境情報科学論文集 Vol.33(2019年度 環境情報科学研究発表大会)
巻号頁・発行日
pp.247-252, 2019-11-25 (Released:2019-11-22)
参考文献数
8

最初のトキの放鳥から10 年を迎えた現時点での住民のトキに対する認識について,これまでの調査と同様の方法によりアンケート調査を実施し,比較検討を行った。まず,野外でのトキの生息数が増加している中で肯定的な認識が継続されていた。次に,肯定的な認識は,最初の放鳥前後である「2008 年と2009 年」と約6 年および10 年が経過した「2014 年と2019 年」で特徴が分かれていた。この10 年でトキに対して「地域のシンボル」とする認識が確立しつつある中で,農業面での心配は増加していた。現時点では「心配」の段階であるが,「害鳥視」につながらないように,被害の実態等についての調査の蓄積およびその発信が待たれる。

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と、経済効果は並べられるわけですが、佐渡の朱鷺保護活動の本質は全くそんなところにはないわけです。 アンケート調査ひとつみても、やっぱり佐渡島民は凄い。 放鳥10年を迎えたトキの野生復帰におけるトキに対する住民の認識についての一考察 https://t.co/r973cN7aZu https://t.co/ei1TLeS3L3
放鳥 10 年を迎えたトキの野生復帰におけるトキに対する住民の認識についての一考察 本田裕子 - 環境情報科学論文集 2019 https://t.co/K5mFRoEvbk

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