著者
藤井 隆史 綾野 克紀
出版者
一般社団法人 セメント協会
雑誌
セメント・コンクリート論文集 (ISSN:09163182)
巻号頁・発行日
vol.70, no.1, pp.355-362, 2017-03-31 (Released:2017-03-31)
参考文献数
8

本研究は、高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの凍結融解抵抗性に、高炉スラグ微粉末およびフライアッシュが与える影響について検討を行ったものである。細骨材に高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートは、AE剤を用いなくても十分な凍結融解抵抗性が得られる。高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの結合材の一部に高炉スラグ微粉末を用いた場合、十分な湿潤養生を行えば、普通ポルトランドセメントのみを用いた場合と同様に高い凍結融解抵抗性が得られる。一方、結合材の一部にフライアッシュを用いた場合には、水中養生を材齢91日まで行った場合でも、高炉スラグ細骨材を用いたことによる凍結融解抵抗性が向上する効果は見られなくなる。

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