著者
大石 幸紀 藤井 隆史 綾野 克紀
出版者
一般社団法人 セメント協会
雑誌
セメント・コンクリート論文集 (ISSN:09163182)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.288-294, 2018-03-30 (Released:2018-03-30)
参考文献数
4

本研究は、コンクリートの養生中の温度履歴がコンクリートの乾燥収縮ひずみおよび細孔構造に与える影響について検討を行ったものである。高温で養生されたコンクリートでは、直径6nm以下の微細な細孔の容積は減少し、直径50nmから100nmの細孔容積が増加する。直径6nm以下の細孔容積と乾燥収縮ひずみとの間には相関関係がみられることから、高い温度で長く養生されたコンクリートは細孔構造が粗になることで、乾燥に伴う水分損失量は多くなるが乾燥収縮ひずみは小さくなる。

言及状況

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【論文】高温で養生したコンクリートの乾燥収縮ひずみと細孔径分布に関する研究|岡山大学:大石幸紀, 藤井隆史, 綾野克紀|養生中の温度履歴が 乾燥収縮ひずみ および 細孔構造 に与える影響について検討|セメント・コンクリート論文集/71巻(2017)1号|J-STAGE Articles https://t.co/ClFFsI1KTz

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