著者
水谷 尚
出版者
動物臨床医学会
雑誌
動物臨床医学 (ISSN:13446991)
巻号頁・発行日
vol.23, no.2, pp.48-53, 2014-06-20 (Released:2016-02-06)
参考文献数
16

高脂血症の治療の第一歩は,高脂血症の摘発である。そのためには,日常の診療の中で,疑わしい症例に対して,可能な限りスクリーニング検査を実施することである。高中性脂肪血症は血清の目視によって肉眼的に診断が可能であるが,高コレステロール血症は生化学的測定を行わない限り摘発が難しい。また,高脂血症を摘発した場合は,その原因が原発性であるか二次性であるかを鑑別し,適切な治療を行う必要がある。二次性の高脂血症はもとになる疾病のコントロールが最も重要なポイントとなる。高脂血症の治療には非薬物療法と薬物療法が有り,食事療法などの非薬物療法を先行して行った上で,それでもコントロール出来ない場合は,適切な薬剤による薬物療法を実施する。

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