著者
大谷 卓史
出版者
一般社団法人 電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review (ISSN:18820875)
巻号頁・発行日
vol.16, no.4, pp.310-324, 2023-04-01 (Released:2023-04-01)
参考文献数
104

本稿においては,電子情報通信学会倫理綱領の策定に至るまでの前史から,同倫理綱領の策定及び,その後の展開を記述する.倫理綱領の策定・改定に関わる議論では,本会を取り巻く社会や技術,思想などの環境変化との関わりから,倫理綱領のあり方・内容が検討されている.本稿も,より大きな本会を取り巻く環境の変化の中で,倫理綱領がどのように策定・改定されてきたかに着目し,時代区分を行う.1998年電子ネットワークの倫理として策定された倫理綱領は,2011年改定によって,電子情報通信技術者の倫理として形を整え,2023年3月現在,多様性と対話の時代に向けての再改定作業が進められている.

言及状況

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公開されました。「電子情報通信学会と倫理綱領―電子情報通信学会倫理綱領策定から現在まで―」『Fundamentals Review』16(4), p. 310-324. あからさまなホィッグ史観なんですが、2023年倫理綱領改定が小規模になった理由の弁明も含め当事者が書いたらこうなった例です。 https://t.co/TcbrXsj2UQ

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