著者
沼倉 三郎
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電氣學會雜誌 (ISSN:00202878)
巻号頁・発行日
vol.47, no.473, pp.1346-1351, 1927 (Released:2008-11-20)

300ヴオルト位の直流電壓を用ひ100ヴオルト程度の交番電壓の波形を靜電的に描寫する目的を以て考案した靜電オツシログラフの構造且に理論の大要が述べてある。本考案に於ては電極板に固體の絶縁物を張りつけて相互間り距離を出來る丈狹めて感度を増そうとしたものである。實驗結果に依ると感度は固有振動數が毎秒3000の振動子に直流300ヴオルト、交流100ヴオルトを加ひた場合に一米の距離に於ける最大振幅を一糎位にする事は容易であると述べてある。尚正しい波形を得る爲の接續法並に構造上の不備に基く誤差を出來る丈取り除く方法を示してある。

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編集者: 加藤勝憲
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