著者
伊藤 樹史
出版者
公益財団法人 国際全人医療研究所
雑誌
全人的医療 (ISSN:13417150)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.25-38, 2014-12-25 (Released:2019-04-09)
参考文献数
27

今回,臨床に応用できる,新しいデルマトーム(dermatome:皮節)を作成し,痛みの診断と治療への応用について述べる.従来のデルマトームは神経の分布を示したに過ぎない.臨床での応用は困難で間違いさえ生じた.ここでは新しいデルマトームを説明する.また新デルマトームとツボ(経穴)の当てはまりの良さも解説する.ペインクリニック(疼痛緩和部門)で痛みの診断と治療部位を決定するにはデルマトームは必要不可欠である.臨床においては,痛む障害部位がデルマトーム上に反映できれば,痛みを支配している責任椎体(脊髄神経)を簡単に逆探知することができる.2011年に国際疼痛学会が示した神経障害性疼痛の診断アルゴリズムは,”障害部位の解剖学的支配に一致した領域に感覚障害や他覚的所見が当てはまる”こととした.まさしく痛みはデルマトームで確認せよ,となったのである.今後はデルマトームを根拠にした針治療はプライマリ・ケアとして発展を遂げるものと確信すると共に,東西対症療法評価学会という考えも必要である.

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