著者
吉本 弥生
出版者
独立行政法人 石川工業高等専門学校
雑誌
石川工業高等専門学校紀要 (ISSN:02866110)
巻号頁・発行日
vol.50, pp.64-59, 2018 (Released:2019-02-27)
参考文献数
18

本稿では、三島由紀夫『近代能楽集』より戯曲「葵上」を取り上げ、『源氏物語』や謡曲「葵上」との比較から、三島由紀夫の作品世界を考察する。中でも、六条康子の愛に着目し、病院や看護婦のいう「リビドオ」との差を検討する。そこには、「情念」とそれを排除することで苦しみを克服しようとする姿が確認される。他方で、三島由紀夫の作品世界は、現代における演劇や映像化によっても芸術的昇華を果たしている。三島の能への関心、及び、当時の海外での上演を含め、三島の作品がどのように受け止められ、現代に生きているかを考察する手がかりとして、戯曲「葵上」の作品分析をおこなう。

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J-STAGE Articles - 現代に生きる「葵上」の世界-三島由紀夫『近代能楽集』研究(一)戯曲篇- https://t.co/9Uq9yGf7ec  どうでもいいが石川光線とはなんだ!そういやな
@AoiR3qj https://t.co/oHSnxvqoLA ふむ、性尾を知っているか?婚期逃した作り話に踊らされたキチガイ女が面白いそうだよ、ぶちのめせ!君はね戦闘能力だけはナッパくらいだ状況判断力とあとなやはり な 君らは何か違うよ ! 秋山とフュージョンしろ
葵上、弱法師に関する論文読んだら多少作品理解が深まった!はず!

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