著者
林 諭史 川田 将也
出版者
一般社団法人 日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.37, no.7, pp.666-669, 2023-11-15 (Released:2023-11-15)
参考文献数
3

肺動脈本幹中枢側から分岐する枝の処理は,ロボット支援下左上葉切除術で最も注意を要する手技である.第8肋間を中心とした一般的なポート配置では,肺動脈枝の剥離時に背側から挿入されたretraction armが他instrumentと干渉するため,助手の視野展開を要する場面が存在する.da Vinci XiⓇで導入されたポートホッピングを用い,retractionとscopeを移動させることで,術者が左上葉を自由に展開しつつ,安全な手術を行うことができた.ポートホッピングは容易であり,左上葉切除術において有用と考える.

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Port hoppingは操作性↑ ・左上切のPA処理に ・気管支形成に *入れ替えに1分半必要、元に戻す必要性 *ステープラーが一時的に使えない時間 https://t.co/Jdax0wERHt https://t.co/YKHqWrGOHQ https://t.co/DNJAQ1WFNL https://t.co/EHojtDEwF8

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