著者
川辺 秀憲 釜江 克宏
出版者
公益社団法人 日本地震工学会
雑誌
日本地震工学会論文集 (ISSN:18846246)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.2_75-2_87, 2013 (Released:2013-03-08)
参考文献数
29
被引用文献数
3 7

2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)に対し、経験的グリーン関数法を用いたフォワードモデリングにより工学的に重要な0.1~10秒の周期帯を対象とした震源のモデル化を行った。結果として、宮城県沖から茨城県沖にかけて、5つの強震動生成域からなる震源モデルを提案した。得られた震源モデルにおける5つの強震動生成域は、これらの地域における地震調査研究推進本部による想定震源域内にほぼ含まれていること、強震動生成域のみの地震モーメントは総地震モーメントの5%程度であり、より周期の長い地震動、巨大津波及び地殻変動を説明する震源モデル(海溝軸側に大すべり領域)とは相補的であるとの結果が得られた。

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@ZPcgsfxbVG3bXNd 5地点が北東から南西、第①から順に「西⑤④③①②東」という順序で地震生成。宮城沖で第①(Mw7.7)が生成後の35秒後に第②(Mw8.0)が生成し東に波がいくのを止め、20秒前後の間隔で第③(Mw7.2)、第④(Mw7.3)、第⑤(Mw7.5)と波を増幅させながら後押して西に。 https://t.co/agex6TSXQO https://t.co/4ZCVaQjROd

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