著者
浅野 和仁
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌ATOMOΣ (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.139-140, 2020 (Released:2020-09-01)
参考文献数
3

当社では,燃料無交換型ナトリウム冷却小型高速炉「4S」(10MWe,50MWe)1)での経験や知見を活用・反映し,300MWeクラスの高温ガス炉と3MWe級の超小型炉(MoveluXTM:Mobile-Very-small reactor for Local Utility in X-mark)2)の開発を進めている。高温ガス炉は蓄熱システムを組み合わせることで,再生可能エネルギーの電力需給変動に対応可能なベースロード電源としての600MWt級の発電プラントを指向し,国内技術として確立した技術をベースとした開発を進めている。並行して原子力イノベーションを追求した新たな概念として10MWt級の超小型炉(MoveluXTM)の概念設計を進めている。本稿ではそれぞれの特徴について紹介し,今後の取組み方針ならびに課題について概観する。

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