著者
飯高 大介
出版者
日本大腸肛門病学会
雑誌
日本大腸肛門病学会雑誌 (ISSN:00471801)
巻号頁・発行日
vol.71, no.7, pp.302-306, 2018 (Released:2018-07-13)
参考文献数
22

進行大腸癌に対するFOLFIRI療法中に意識障害を伴う高アンモニア血症をきたした症例を経験した.症例は69歳男性で大腸癌腹膜播種に対してRamucirumab+FOLFIRI療法を導入した.3クール目に意識障害および血中アンモニア異常高値を認め,ただちに5-Fluorouracil (5-FU)投与の中止および輸液を行った.5-FU系薬剤を投与した際に意識障害を認めた場合は,高アンモニア血症を念頭におくべきである.

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[5-FU と高アンモニア] すぐ代謝されるので、捕えるのが非常に難しいのです. 議論していただき深謝

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