著者
持田 徹
出版者
一般社団法人 日本人間工学会
雑誌
人間工学 (ISSN:05494974)
巻号頁・発行日
vol.18, no.5, pp.261-267, 1982-10-15 (Released:2010-07-01)
参考文献数
23
被引用文献数
1

人体に関する平均対流熱伝達率を生理特性の配慮のもとに, 熱および物質伝達論に基づく工学手法により理論的に導いた. まず環境との間の熱平衡から裸体と対流熱伝達的に等価な円筒直径として18cmを得, この円筒に Hilpert と Oosthuizen らの無次元式を適用して, 人体に関する平均対流熱伝達率の式: hc=3√270V2+23〔Kcal/m2h℃〕(0.1≦V≦3.0〔m/s〕) を定めた. 本式の特徴は自然対流と強制対流を同時に考慮し, 特に低風速域における自然対流の影響を評価している点にある. さらに, 着衣状態は裸体円筒に衣服を着せた取り扱いをし, 最終的に求められた熱伝達率の検討と過去の提案式との比較も行った.

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毎年すぐ暖房をつけてたから順化が進まず、ポテンシャルに気づかなかったのだろう。 寒冷順化のメカニズムは色々あれど、エネルギー収支上は意外にいける。下記の推定に頼ると、無風なら毎時数十キロカロリー程度の喪失。 https://t.co/lgeQfT5peO ただし強風だと桁違いになるので厚着の準備は必要。
謎の参考文献 https://t.co/VbRlpUUe7h

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