著者
久保田 雅史
出版者
Japanese Society for Electrophysical Agents in Physical Therapy
雑誌
物理療法科学 (ISSN:21889805)
巻号頁・発行日
pp.2023-007, (Released:2023-05-19)

ヒトが行う身体活動は,環境に合わせて常に運動を適切に制御することが求められており,随意性の向上や粗大な動作能力向上に加え,微細な関節運動や筋出力のコントロールといった運動制御機能が重要である.物理療法は,運動制御機能を高め,運動学習を促進する手法の一つとして用いられており,近年その有効性が検証されてきている.物理療法の中でも末梢神経電気刺激は体性感覚電気刺激,神経筋電気刺激,機能的電気刺激が用いられる.非侵襲的脳刺激では低強度経頭蓋電気刺激や反復経頭蓋磁気刺激が含まれる.そのほかにも振動刺激やバイオフィードバック療法なども有用である.理学療法士は,これら物理療法の効果メカニズムを理解するとともに,症例の病態に合わせて適切に,そして安全に活用することが求められる.

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