著者
ペンロッド スティーブン D 黒沢 香
出版者
法と心理学会
雑誌
法と心理 (ISSN:13468669)
巻号頁・発行日
vol.7, no.1, pp.36-62, 2008 (Released:2017-06-02)

この講演ではまず、記録文書研究と心理学者が行った実験研究を用いて、目撃者がおかす誤りの深刻さについての最近の研究を検討する。そして、人物同一性に関する目撃証言における間違いの原因についての最近のよく知られた実験研究およびメタ分析研究を展望する。ここで報告する研究が焦点を当てたのは、犯罪、犯罪者および目撃者のさまざまな特徴、それから犯罪後に起きたこと、警察が用いる同一性証言の聴取手続き、および裁判官や陪審員による目撃証言の正確さの評価である。とくに注目したのは、逮捕写真集、似顔絵と合成写真、単独面通し、ラインナップなどの使用、および目撃者に対する教示などの手続きが、証言の正確さに与える影響についてである。最後に、無実の人を有罪にしないため、米国の心理学者たちが提案した手続き上の変更と、その提案への警察・司法当局の反応について、考察したい。

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@NDR1142 また冤罪ですが、目撃者のエラーという論文があります。https://t.co/WlR2AUMMRN また捜査の第三者の目撃の適合性ですが画像貼ります。 https://t.co/txEPqQF1yJ
目撃者が複数の被疑者から正しく犯人を選べる確率は50%以下というの、思ったより低かった 人の顔と名前を覚えられないのも仕方がない https://t.co/XiXHdrUDSi
j-stageで見ることが出来るエピデンスです https://t.co/I27TkIXYFX https://t.co/5jnSvz87Gq

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