著者
野々垣 勝則
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.47, no.4, pp.251-257, 2007-04-01 (Released:2017-08-01)
参考文献数
26

肥満の病態はレプチンの作用不全であると提唱されている反面,過食の病態とその分子機序は実に多彩である.セロトニンは感情だけでなく食欲の調節にも深く関与するモノアミンで,モノアミンの中で最も顕著な摂食抑制効果を引き起こすことから,これまで海外で抗肥満薬としてセロトニン系作動薬が開発されてきた.反面,fenfluramineのように心肺系への副作用によりヒトへの投与が中止となったケースもある.副作用の少ない選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)は,国内で抗うつ薬として導入されているが,抗不安作用や抗過食効果から,過食病態に有効なケースもある.本パネルディスカッションでは,セロトニン5-HT_<2C>受容体の行動制御における役割とセロトニン系薬剤の食欲調節における役割,肥満に対する薬物療法と行動療法のEBMについて概説する.

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メモ:朝散歩、セロトニン、食欲 https://t.co/L1qnVYH0SS
セロトニンは感情だけでなく食欲の調節にも深く関与するモノアミンで,モノアミンの中で最も顕著な摂食抑制効果を引き起こすことから,これまで海外で抗肥満薬としてセロトニン系作動薬が開発されてきたhttps://t.co/n4KeVVUDtH

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