著者
小野田 慶一
出版者
日本生理心理学会
雑誌
生理心理学と精神生理学 (ISSN:02892405)
巻号頁・発行日
pp.2204si, (Released:2022-08-27)
参考文献数
136
被引用文献数
1 1

意識は長らく哲学や心理学において扱われてきたが,近年漸く神経科学の正当な研究対象として扱われるようになってきた。そこでは意識を科学的に扱うための実験的アプローチや情報理論に基づく数理的研究が進展してきた背景がある。本稿では神経科学における意識研究がどのように意識の問題に取り組んできたかを概観する。さらに意識と脳の複雑性の連関を踏まえた上で,統合情報理論に基づき意識の神経基盤を探求した自身の研究を紹介する。

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意識の神経基盤と複雑性 https://t.co/GQM3eBBL2X 追手門学院大学心理学部 / 小野田慶一(https://t.co/TBf1cnxvkK) 「NCC探索のアプローチ」の節では クオリア構造も言及されています. https://t.co/UE4XlBHxAA

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