- 著者
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正門 由久
- 出版者
- 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
- 雑誌
- The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
- 巻号頁・発行日
- vol.53, no.6, pp.428-433, 2016-06-18 (Released:2016-07-21)
- 参考文献数
- 6
臨床神経生理学は,ヒトの中枢神経系,末梢神経系の機能をさまざまな方法で診断,評価し,治療に役立てる学問であり,この分野の発展は目覚ましい.脳波・筋電図ばかりではなく,誘発電位,機能画像なども近年それに含められており,中枢神経系・末梢神経系の区分を超えた学問へと発展し,リハビリテーション(以下,リハ)医学の関連分野の1つとして,診断,評価,治療などさまざまな臨床場面で“役に立つ”学問である.さらには神経生理を用いることは患者の病態生理,治療手段の客観的評価に有用であり,また生体の信号や機能画像を治療手段に用いることも可能である. リハ医学・医療の分野でさらに用いられることが望まれる.