著者
鈴木 利保
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.26, no.1, pp.92-107, 2006 (Released:2006-01-24)
参考文献数
30

日常臨床で麻酔科医が頻繁に使用する種々の針について, その歴史, 構造, 使いやすさについて解説し, 理想的な針について考察した. 多くの針はメーカーが設計・製造を行い, 使用者である医師の主観的評価のみがあり, その特性が客観的に評価されていない. これらの針を用いた手技は, 生体にとって侵襲的であり, ときに多様な合併症を引き起こし, 死に至る例の報告もある. われわれ医師は, 用いる針の特性を十分に理解し, 合併症を起こしにくい器材を世に出す必要がある. その際には, 使いやすさをわれわれ自身が客観的に評価する必要がある. こうすることにより, 患者と医療従事者の安全が守られると考える.

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針の好みに関して。静脈穿刺で高齢者皮膚弛んでて血管うまく穿刺できないときはやはりサーフローがよい。ランセット型で穿刺力高いからか。https://t.co/fAFDFdrUu7
25年前くらい?に入院して結構長い時間点滴してたことあるんだけど、たまに引っ張ってしまって痛かったり逆流したりしてたよな?と思ったので調べてみたら、そのぐらいの時期に留置針に切り替わって言ったっぽいのかな? https://t.co/GFd9aD775J

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