著者
飯田 豊 鬼束 惇義 片桐 義文
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.30, no.1, pp.36-39, 2010-01-15 (Released:2010-02-19)
参考文献数
10

当科では, 消化器外科手術後疼痛管理をブプレノルフィン持続皮下注入 (Bu皮下注) で施行している. 従来施行してきたモルヒネ持続硬膜外注入 (Mo硬膜外注) と比較検討したところ, 鎮痛効果, 補助鎮痛薬使用回数, ガス排泄までの日数には差を認めなかった. 膀胱内留置バルーン抜去までの日数はBu皮下注の方が短かった. 帰室時PaCO2はMo硬膜外注の方が高値であった. Bu皮下注でみられた副作用は投与中止により速やかに軽快した. Bu持続皮下注入は手技的にも簡便で安全であり, 呼吸抑制も少ないため有用な術後疼痛管理法である.

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新しくきた外科の先生が、術後疼痛管理でレペタン持続皮下注いくから、、へー…皮下注なんや。。って気になって聞いてみたら、前の病院でこればっかりやってたから考えたこともないって。調べたらちゃんと出てきた。恥ずかしながら、、これは結構一般的な疼痛管理なんですか?https://t.co/o4W7WAkqOd

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