著者
田中 克明
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.31, no.2, pp.347-352, 2011 (Released:2011-05-02)
参考文献数
14

灌流指標Perfusion Index(PI)とはマシモ社のパルスオキシメータRadical-7TMで計測可能な末梢灌流の定量的な指標であり,脈波変動指標Pleth Variability Index(PVI)とはPIの呼吸性変動をもととした循環血液量の動的指標である.従来の動的指標は侵襲的で測定が煩雑であったが,PVIは非侵襲的で測定が簡便であり,実用性が期待されている.一方で痛みや呼吸状態,測定部位の違いなどにより,PI・PVIの測定値は大きく影響される.今後,基礎的・臨床的データの蓄積が進めば,PI・PVIのモニタリングは麻酔中の血行動態の最適化に大きく寄与するものと考えられる.

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PI(灌流指標)に関しては、こちらに記載されていた数値を転記しました。 https://t.co/CNEHsA68Qv https://t.co/tinvAGrThl
PI(Perfusion Index;灌流指標)は5.6±2.7%とのことで、血流の交流成分/直流成分という定義 部位(指の種類;中指小指)で差があるといいます。8-10%は高いなと思い、高さを変化して連続測定すると、心臓より高いところでは1-2%位まで下がるのが分かりました... https://t.co/LFLxEI0h1e
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