著者
大串 和紀 中野 芳輔
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.74, no.2, pp.137-140,a2, 2006-02-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
16

白石平野のクリークは, かつて農業用水のみならず生活用水源としても利用され, 地域の生活全般に密接に関係する存在であったため, クリークは住民の手によって清浄に保たれていた。しかし, 1960年代以降の水田およびクリークの整備と営農形態の変化に加えて, 生活水準の向上等によりクリークと住民との関わりが希薄になったこと等により, クリークの維持管理が疎かになるとともにその水質が悪化している。本報では, クリークの生い立ちおよび1960年代の農業や維持管理の状況をレビューし, さらにその後のクリークを取り巻く環境の変化を明らかにして, 今日の水質悪化を招いた要因を考察した。

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