著者
蓮見 惠司
出版者
一般社団法人 日本血栓止血学会
雑誌
日本血栓止血学会誌 (ISSN:09157441)
巻号頁・発行日
vol.32, no.3, pp.278-283, 2021 (Released:2021-06-22)
参考文献数
20

プラスミノゲン・フィブリン結合を促進する化合物の探索において,我々がクロカビから単離した小分子SMTPは,生理的血栓溶解を促進するとともに抗炎症作用,抗酸化作用を併せ持ち,血栓性および塞栓性脳梗塞モデルで再灌流促進,浮腫抑制,出血転換抑制活性を示す.SMTP同族体の一つは脳梗塞治療薬として開発中である(第2相試験の症例組入れを2020年11月に完了).本稿ではSMTPの発見,作用機序,薬理活性,医薬開発について紹介する.

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大学発創薬ベンチャー ティムス[4891]グロース IPO 脳梗塞の超急性期治療への適応を目指している 引用文献付きで【頭蓋内出血等の出血リスクの増加などがで適応が拡大されてない】とあるが意図的なミスリード https://t.co/bg0re7JlFD

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