著者
Shoji UENO
出版者
The Japan Landslide Society
雑誌
Landslides (ISSN:02852926)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.32-39, 2000-03-15 (Released:2010-03-16)
参考文献数
11
被引用文献数
2 2

一般に地すべり地の地下水は複雑に流れている。この地下水の流れを把握するために, 地下水検層法が標準的な方法として普及している。筆者は, 孔内微流速計を用いたボーリング孔内水の上下方向流の流速測定に取り組んできた。そしてこの方法を2箇所の活動的な地すべりで昨年実施した。測定結果は, 孔内水の明瞭な流速結果をとらえており, 各透水層の透水係数や水圧を算定することが出来た。これらの透水性の情報は, 地すべり地の地下水流動機構の解明を容易にした。結論としては, 孔内微流速計は, 地すべり地の地下水調査に有力な機器といえる。

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@katayama_s @morimasakosangi @ichiroaisawa @sugawitter @namatahara @asamadetv 微流速計はいろんな種類があると思うので、福一で使えるよう改良すれば、汚染水がどこから漏洩し、どう流れているかを解明できる可能性があると私は思います。すでに検討済みかも知れないですが。   J-STAGE Articles - 地すべり地の地下水調査における微流速計の適用 https://t.co/IiQZasvj7x

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