著者
伊藤 雅章
出版者
日本臨床皮膚科医会
雑誌
日本臨床皮膚科医会雑誌 (ISSN:13497758)
巻号頁・発行日
vol.24, no.3, pp.221-228, 2007-04-15 (Released:2009-03-13)
参考文献数
34

生下時から思春期までにヒト毛髪は次第に発達するが、以後、男女差や個人差はあるものの、加齢による形態変化を示す。はじめに、毛器官の構造、毛周期のメカニズム、毛髪色の仕組みについて解説した。続いて、毛髪の加齢現象として、壮年性・老人性脱毛症、老人性多毛症および白髪を紹介した。壮年性・老人性脱毛症は男性型脱毛症と同様のものとされ、頭頂~前頭の軟毛化が起こり、男性ホルモンと毛乳頭細胞の働きが重要とみられている。一方、とくに男性では、逆に、加齢とともに眉毛、髭、耳毛、鼻毛が多毛になる。白髪は、毛母メラノサイトの機能低下ないし脱落によるが、近年、メラノサイト幹細胞の分化・増殖の問題が議論されている。(オンラインのみ掲載)

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@uv214 戻る事もあるもんやと思ってた ソースがほんまかは分からんけど、白髪化の初期には色素の再出現で黒色化(?)するらしい https://t.co/JO1iz39Vd6 白髪増えたん?
おじいちゃんとかで眉毛がボーボーな人は少なくない あれ、眉毛、鼻毛、耳毛は老化が進むと伸びるのが早く硬くなると言われている 普通は1日約0.18mm伸びるのだが、眉毛は性ホルモンとは関係がなく老人がなぜ眉毛とかだけそうなるのかは謎な様子 出典例:https://t.co/hj3yovoWMX

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