著者
山田 有美
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.55, no.8, pp.562-570, 2012-11-01 (Released:2012-11-01)

America Invents Act(AIA)が特許調査に与える影響について説明する。特に,2013年3月16日以降に有効出願日がくる特許出願は先発明主義から先願主義に変わり,AIAは先行技術の範囲に影響を及ぼす。また,特許調査によって得られた先行技術をいかにして使用するかに影響を及ぼすAIAによって変更または新たに制定された制度,「第三者による特許成立前の情報提供」,「付与後レビュー」,「補足審査システム」についても説明する。「第三者による特許成立前の情報提供」は安い費用で無効となるべき特許の成立を妨げうる制度である。「付与後レビュー」は新しく制定された制度で無効事由が制限されていない。このようにAIAは特許調査の重要性を高めるといえるだろう。

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米国特許法改正 特許調査への影響を中心に, 山田 有美 (ノバック・ドゥルース・アンド・クイッグ法律事務所), 情報管理, Vol. 55 (2012) No. 8 P 562-570 https://t.co/FPLes1Us

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