著者
高尾 幸成
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.813-821, 2013-03-01 (Released:2014-03-01)
参考文献数
1

iPS細胞は,4つの遺伝子を体細胞に導入することで製造される多能性の細胞である。この細胞を利用した医療という産業応用が見込まれることから,大学の研究成果であるにもかかわらず知的財産に対して特別な取り組みが行われている。本稿では,iPS細胞とは何かを解説し,iPS細胞研究所の知財管理室が抱えるiPS細胞ならではの特許審査にかかる問題や,それに対する取り組みを紹介する。また,知的財産を利用したiPS細胞技術の普及のあり方について考察する。

言及状況

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「iPS細胞技術の普及における知的財産権の役割と挑戦」(高尾幸成,京都大学iPS細胞研究所知財管理室,情報管理 Vol. 56 (2013) No. 12 P 813-821) https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/56/12/56_813/_article/-char/ja/ #知財ネタ “iPS細胞は,4つの遺伝子を体細胞に導入するこ ...

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高尾幸成『iPS細胞技術の普及における知的財産権の役割と挑戦』https://t.co/xtEAN7aoXV 面白い。拒絶反応の起きにくいドナーの血液や皮膚などから150種類程度の再生用医療用iPS細胞を作成、ストックすれば日本国民全体をカバーできるのだそうな。すげーな。
iPS細胞技術の普及における知的財産権の役割と挑戦 情報管理 Vol. 56 (2013) No. 12 P 813-821 https://t.co/WXP05CNxuG

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