著者
渋谷 政子 中島 理子 田島 久美子 朝倉 章子 森 敏郎
出版者
JAPANESE ASSOCIATION OF CERTIFIED ORTHOPTISTS
雑誌
日本視能訓練士協会誌 (ISSN:03875172)
巻号頁・発行日
vol.24, pp.51-57, 1996 (Released:2009-10-29)
参考文献数
7

輻輳不全および融像幅の低下が原因で眼精疲労を訴えた28名(年齢8歳~51歳)に当科で考案した訓練方法に基づき治療を行った。対象患者は輻輳近点と融像幅の検査結果から,1.生理的複視を認知できない群,2.輻輳力低下群,3.融像力低下群の3群に分類した。訓練の結果,輻輳近点が10cm以下およびプリズム融像幅が20Δ以上の正常範囲に回復し,眼精疲労が消失あるいは軽減したものは28例中27例であった。訓練期間の平均は1.2ヵ月と短期間であった。眼精疲労の原因を的確に分析することは輻輳および融像幅増強訓練を奏効させると考えられた。

言及状況

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@COTK109 @AnoS67_31 返信遅れすみません。対象が少し異なるかもしれませんが、整形への応用、スポーツへの応用には文献が見つからず こちらの文献を元に噛み砕いて実施しています。 https://t.co/4FSsWl6dQV https://t.co/iNehXHPM8t 目のトレーニングのあと、文章が読みやすいなどの反応もあり実体験込みです。

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